男性は「ハゲ」のような抜け毛に対して悩む場合が多いのに対し、女性は全体的に髪の毛が薄くなってきてボリュームがダウンしてしまった事に悩む場合が多いようです。
2005年に大正製薬が、30代~50代の女性1,000人を対象に行ったアンケートでは、薄毛に関する悩みを持つ方が全体の約57%にのぼることがわかりました。
50代以上の方では、約68%の方が、薄毛のお悩みを抱えていたそうです。
つまりは、薄毛は現代女性が抱える一般的な悩みの1つであり、恥ずかしさから1人で苦しみを抱え込む必要はないということです。
女性が薄毛になる原因の一つに「ホルモンバランスの崩れ」
ストレスや更年期によって女性ホルモンの分泌が抑えられてしまうと、男性ホルモンのほうが優位になってしまうことがあります。
女性ホルモンの一つ、エストロゲンは髪の毛を作り出し、毛髪の成長を持続させるという役割を持っています。
ですからそのエストロゲンが少なくなってしまえば女性でも薄毛になるのは当たり前です。
更年期障害の症状があっても生活に支障がなく、お医者さんに心配ないといわれた方、気になるのは主に薄毛だけという方は、 女性ホルモンを自然に増やせるよう、日常生活から改善していくことが効果的です。
日常生活からホルモンバランスを改善する
症状が重篤出ない場合、シャンプーなどヘアケアの見直し、 育毛マッサージ、食事や運動、睡眠などの改善で十分に回復可能です。
食事に関しては、日本人はやはり和食中心の食生活が良いでしょう。
バランスの良い食事を心がけ、日常的にウォーキングやストレッチなど適度な運動を取り入れ、十分に睡眠を摂る。ストレスを溜めないようにする。
また趣味を持つことやアロマテラピーなどのリラックスできる時間を積極的に持つことも大事です。
そしてもっとも効果的なのは恋をすること。
恋すると女性はキレイになると言いますが、あれは女性ホルモンの分泌が活発になるから。
結婚されている方はご主人との時間を大切にしたり、好きなタレントを持つのも良いでしょう。
心ときめく時間があることが大切です。
生理不順の予防は効果的
生理不順の傾向がある方は、まずその改善からしていきましょう。
生理不順を防ぐために女性ホルモンを活性化させる必要があります。
それには「大豆イソフラボン」が効果的です。
大豆イソフラボンはその名のとおり大豆に多く含まれているので、大豆製品を多く摂るのもいいですし、化粧品などで補うこともできます。
すぐには効果が期待できないかも知れませんが、続けることで効果は上がっていきます。
また、生理不順が起きたら病院に行って治療を受けることも効果があるかも知れません。
生理不順を予防し、薄毛も同時に予防しましょう。