日本人の女性全体の約10人に1人は薄毛に悩まされているという調査結果がありますが、これとは別に日本人女性の約6人に1人は肥満であるというWHOの調査結果があります。
このことから、薄毛と肥満の両方に悩まされている方も少なくないということが見えてきます。
女性の薄毛はさまざまな要因が絡み合って起きる症状ですが、
- 加齢やホルモンバランスの乱れ
- ストレス
- 睡眠不足
- 運動不足
- 偏った食事や脂っこい食事
など、「肥満」の原因とかなり共通していることがわかります。
薄毛と肥満、一見すると関係がないように思いますが、実は隣り合わせの関係と言っても過言ではないのです。
健康な髪は健康な身体に
しかし、食事を抜いたり、急に運動量を増やしたりといった無理な対策はおすすめできません。
なぜなら、ストレスが溜まったり必要な栄養が不足してしまったりと、逆に髪にとっても身体にとっても良くない状態を招いてしまうからです。
「健康な髪は健康な身体に」がポイントです。
体全体の健康を考えて行動していけば薄毛も予防できることが多いということです。
肥満が原因で薄毛になる場合、分け目部分だけなど一部分が薄くなるのではなく、全体的に薄くなっていくことが多いようです。
症状は徐々に進行していきますから、初期段階では気づかないことも多いようです。
肥満の目安は「体脂肪率」です。
女性では18%前後が正常な体脂肪率で、これが30%を超えると「肥満」に分類されるようです。
肥満は高血圧、心臓病、糖尿病というったさまざまな病気の原因となります。
「病気は脂に付く」などという言葉もあるとおり、まさに万病の元。
ご自分の髪の毛のためにも、体のためにも、肥満は改善するに越したことはありません。