頭部白癬(しらくも)

しらくも(頭部白癬)は、白癬菌に感染して起こります。

白癬菌は水虫の原因菌ですが、水虫の患部を触った手で頭部に触れたりすると感染します

感染力は強く、家族や身近な人は注意が必要です。

頭部白癬(しらくも)の症状

しらくも頭部にふけが付着し、比較的境界線がはっきりした状態で脱毛が起こります。

感染部分の毛髪はくしでとかすなどするだけで簡単に抜けるようになってしまいます。

毛嚢を破壊し難治性の脱毛症を生じるものはケルズス禿瘡と呼ばれ、ミクロスポルム・カーニスという白癬菌が原因です。

ミクロスポルム・カーニスは猫にも感染しますので、猫を飼っている方は要注意です。

また感染するのは子どもやお年寄りが多く、子どもに脱毛が起こった場合にはしらくも(頭部白癬)を疑うことが多いようです。

しらくも(頭部白癬)の治療方法

独断で手持ちの薬を塗ったりしてはいけません

特にステロイド塗布は厳禁です。

早めに皮膚科の治療を受けましょう

白癬菌の治療は塗り薬だけでは完治は難しく、内服薬を処方されることがほとんどです。

また治療を放置してしまうと症状が悪化し、リンパ腺の腫れ、発熱などを引き起こしてしまう場合があります。

また水虫と聞けばお分かりだと思いますが、白癬菌は湿度の高い場所を非常に好みます。

お風呂に入った後はすぐにドライヤーで乾かし、頭皮を清潔で水分が必要以上に残らないように保ちましょう。

コメントを残す